本校からは中国ブロック枠 3 という狭き門を潜り抜け、学校・地区の代表として2年 C 組の大月淑暖 (ヨシハ)さんが出場、見事 女子個人総合28位という結果を残されました。
ホーム - 第 52 回全国中学校新体操選手権大会 (jimdofree.com) 2021 全国中学校新体操選手権大会(種目別クラ ブ).pdf より参照
2021 全国中学校新体操選手権大会(種目別クラ ブ).pdf より参照 全国大会会場にて中国ブロック大会で共に戦ったチームメイト(左)と大月さん(右)。
大月さんからコメントをいただいていますのでご紹介します。
新体操との出会い
岡山県代表の新体操選手たちがいることを初めて知ったのは、私が小学3年生の時です。個人と団体(5人 1 チ ーム)演技で、これまで見たことのない技を次々と繰り広げる、その様子に釘付けになりました。あんな演技をし てみたい、この選手たちのようになりたい、そう思いながら、これまで練習を続けてきました。
新体操とは
新体操は、5 種類の手具(リボン、フープ、ボール、クラブ、ロープ)を使って行われる競技です。どの手具を 使うかは、年ごと、また大会ごとに指定されていて、今年の中学生総体の個人競技出場者は皆、リボンとクラブ、 2種目の演技で大会に臨みました。 岡山県予選をクリアした4人のメンバーで、7月下旬に山口県で行われた中国ブロック大会に出場し、そこで 全国を目指したのですが、今回の大会の中で私が一番印象に残っているのは、中国ブロック大会です。
中国ブロック大会でのミスからの・・・挽回劇
中国ブロックでは、最初にクラブの演技を行いました。クラブの手具は、リボンよりも練習を積んできたこと から、ここで得点を掴み取っておきたい、と思っていました。ところが、演技途中、これまでミスしたことがな い、まさかのところで手具が落下。結果は全国を目指せるような順位に入れず、次の練習不足感が抜けないリボ ン種目のことを考えると、絶望的に思われました。 「やばい、これ」、そう思いながら振り返ると、指導してくださっているコーチの何とも言えない表情が目に入り ました。「岡山県の代表選手になりたくてここまで練習してきたよね。全国大会行ける選手になりたくてここま できたよね。あれだけ毎日指導してもらっていたのに、私ここで終わるのかな」そう思った時に、これまで練習 してきた記憶が自分の中でグルグル回り、悔しさと、終わりにしたくない、という気持ちが一気に押し寄せてき ました。次のリボン演技の衣装に着替えながら「やるしかない。できる、できる」と、何度も自分に言い聞かせ ました。 リボンの演技が始まってからは、夢中であまり覚えていませんが、できる、できる、と、言っていたのかもし れません。結果は、リボンの種目で大きなミスなく挽回することができ、全国大会へ進むことができました。
全国大会とこれから・・・
全国大会での上位選手のレベルは相当高く、私の結果は28位に終わりました。 けれども、今回の大会、特に中国ブロック大会での経験は、自分の中に大事なものを残してくれた、と思ってい ます。 小学3年生のあのときの感動と、憧れの気持ちが、この大会で自分を奮い立たせてくれました。これからも、 それを忘れず、日々の練習に励みたいと思います。 今回、全国大会に出場する機会をいただけたことは、演技指導してくださっているチームのコーチやキツい練 習も励まし合いながら一緒に頑張ってくれるチームメイト、また、生活面でもサポートしてくれる家族のお陰で あり、感謝しています。そして、部活にはないけれど、新体操の大会出場まで応援をしてくださり、引率してく ださった附中の先生方、ありがとうございました。
編集後記 :熱い戦いが繰りひろげられた大会への強い思いや、ご本人からご家族への感謝がたくさん詰まったお話が聞け ました。大月さんは2年生でいらっしゃいます。また来年もご活躍されることでしょう。これからもケガに気を つけてさらなる高みを目指して頑張ってください。応援しています。
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